広島市現代美術館は、その名の通り現代美術を展示しているので、建物もモダンです。
この美術館は比治山にあります。
春は1300本の桜が咲き、花見客で賑わうということです。
展望台があるので、市街を一望することもできます。
比治山は標高70mの山というよりは丘なのですが道路の勾配が急で階段がそこここにあり、徒歩だったら結構なエクササイズになりそうです。
広島駅でぴーすくるの自転車を借り、宇品方面に向かう路面電車の比治山下電停左手の坂道を上がって行きます。
急な上り坂でも、電動アシストで楽に上がれます。
比治山下電停前の交番から坂道を上るとすぐ左手に、頼山陽ゆかりの多聞院があります。
そこからカーブした道を上がっていくと左側に広島市現代美術館の案内標識があります。
そこを左折して駐車場を先へ進むと、バス停のあるロータリー右手にぴーすくる専用の無料駐輪場があります。
観光客向け循環バスのめいぷる〜ぷは、いつも観光客で満員です。特に欧米人観光客が多いので、団体旅行の貸切か?と勘違いしそうに。
いつか地元民として割込みたい、と思わないでもないですが、観光客の皆様の乗車機会を損ねてはならないので自制します。
近年のカープ熱の盛り上がりにより、めいぷる〜ぷも、自転車も赤いです。
実際は、ぴーすくると同じシェアリングシステムの自転車は東京など他の都市でも赤いらしいですが、広島市がこのシステムを採用した一因として、やはりこの色が挙げられるのではないかと。
そして、外国人観光客の方は、やたらと赤いものが多いと感じられるのだろうな、と。
美術館の向かい側は広島市まんが図書館です。
バス停前のオブジェのある大きな階段を上るか、奥に向かうカーブを進むと美術館に着きます。
このオブジェは水が上部から伝い落ちてきています。
水が湧いている上部は下からは見えないのですが、階段を降りてくる時、雀が水溜りになっている上辺部分で水浴びをしていました。
芸術作品でありながら野鳥の憩いの場でもあります。
この美術館は、路面電車や自動車の行き交う道路の喧騒から、さほど離れていないのに高低差があるせいか、深閑とした印象を受けます。
喫茶室は外部から直接入ることができるので、緑に囲まれてのんびり過ごしたい時には、うってつけです。
冬には道路両脇の遊歩道がイルミネーションで飾られます。