廣嶋雑記

広島のあれこれ

広島城

広島城は原爆による倒壊後、再建されました。

別称、鯉城、りじょうです。

カープの球団名の由来でもあります。

 

最初に毛利元就の孫の毛利輝元が築き、関ヶ原の合戦後、福島正則が入城したものの1619年に改易、同年に浅野長晟が入城し、明治に至るまで浅野氏の居城でした。
広島城にまつわる事件として知られているのは、福島正則が独断で広島城とは別に新しい城を築いたことで幕府から目をつけられていたにも関わらず、事後承諾で台風被害を受けた石垣を補修したため呆気なく改易になり、正則は蟄居、子が跡継ぎになったものの、次の後継者が生まれずにお家が断絶したという事件ではないでしょうか。
 
次に入城した浅野氏は同じ轍は踏まない、とばかりに、お咎めがあった補修部分である件の石垣は破却されたまま放置し、現在も崩れた状態で遺されているとされています。
 
この事件があった時、既に家康は亡くなっており、次の秀忠の代でしたが、福島正則が元来、秀吉の縁戚であり、また武家諸法度の適正運用を図るため特に厳しい処分になったのかもしれません。
徳川幕府は、家康が亡くなった後さらに組織が強化されていきます。
二代目秀忠、三代目家光は家康と比較されると、ともすれば、ぼんくら扱いの印象がありますが、社会情勢に応じてきっちり組織をまとめ上げるため、有能な家臣を登用する判断力が優れていたのですね。
 
お隣山口県の長州に近く、毛利家とも所縁がある広島城なのですが、明治維新の混乱で戦闘に巻き込まれることもなく、原爆に遭うまで戦火を免れていたということです。
防衛機能が主だった戦国時代の山城と違い、交通の要衝に作られた平城である広島城は藩の政治拠点として機能していて、明治維新の混乱中、浅野氏は直接、闘争に関わることがなかったため、原爆の被害が出るまで無傷でした。
2019年はちょうど浅野氏入城400年です。
 
広島駅からだと1.6km、1マイル、徒歩20分です。
観光循環バスめいぷる〜ぷだとオレンジルートの2つ目で10分ほどで着きます。
 
広い堀に四方を囲まれているので、天守閣は堀端からは小さく見えます。
猛暑の夏でも木陰にいると四方が堀なので涼しい風が吹いてきて、意外に快適です。
隣に護国神社があります。

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鯉城の鯉です。

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築城当時の状態で残っているわけでもないためか国内ではさほど人気はないようで、日本人よりも外国人観光客が多いようです。
 
太宰府や京都の観光名所では中国語や韓国語しか聞こえてこないですが、ここでは全くと言っていいほど、聞かれません。
 
代わりに英独仏伊、スペイン語が聞こえてきます。
 
あと常々不思議に思うのですが、広島では金髪碧眼の欧米人観光客が多い気がします。
中国、インドの人口増加で、金髪碧眼の人の世界人口に占める割合は低下しているはずが、何故だか広島ではよく見かけます。
 
観光案内図や信号などに、くまなく英語などが併記されているわけでもなく、地元民が流暢に英語などを話すわけでもないのに不可解なことです。
 
が、最近日本は円安ですし、治安も良いうえ異国情緒も楽しめるので、リサーチの結果、欧米からは原爆ドーム平和公園訪問かたがた日本情緒あふれる広島城などの旧跡目当てに来広する観光客が多いのかもしれません。
 
広島城から600mほどの場所にある県立美術館隣の縮景園や、もちろん宮島にも欧米人観光客が多いのも、日本情緒に惹かれてのことなのでしょうね。

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https://shukkeien.jp/

縮景園は浅野家ゆかりの庭園です。

地元の茶道、上田宗箇流を始めた上田宗箇が作庭し、細長い岩を一旦断ち割って、また組合せた橋があります。

一番槍の勲功を重ねた歴戦の武将だけあって、豪快な手法です。

現在の庭園は後に作り直されたのですが、さらに時代を経て、原爆で荒廃したままだったのを修復されました。

四季折々に上田宗箇流の茶会が催されます。

梅園の梅見茶会、観桜茶会や観月茶会、菊見茶会などです。

広島市の桜の標本木が園内にあります。


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http://www.miyajima.or.jp/sp/

日本三景の宮島は原爆ドームとともに世界遺産に登録されました。

地元民は、夏の管絃祭や水中花火に集います。

他の世界遺産の中には、登録後の維持管理に苦心しているところもあるそうですが、宮島は古来より神聖な島として崇拝されていたので、様々なしきたりに従って管理されており、そういった面では登録前とあまり変わりがないように思います。

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