廣嶋雑記

広島のあれこれ

熊野町の筆の里工房

広島県安芸郡熊野町は古くから筆の生産が盛んで、書道や日本画、業務用まで色々な種類の筆が作られています。

また化粧用の筆の品質も高く、ハリウッド女優や有名モデルの間で評判になり、ここ数年のうちに地元の百貨店では全ての店舗に専門コーナーが出来て、色々なメーカーの中から化粧筆を選べます。
当然ながら、カープのコラボ商品もございます。

 

この町に筆の里工房という、著名人愛用の筆のコレクションや、筆司という筆職人の製作現場を見学できるコーナーなどを併設した美術館があります。

2019年4月に半年間の改修工事を終えたばかりです。

今はバクザン先生、榊莫山の展覧会が開催されています。

開館25周年、奇しくも広島パルコと同じです。

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日本画家の間で熊野筆は定評があるためか随時日本画などの美術展が開催されていて、昨年は琳派の展覧会がありました。

琳派は俵屋宗達、本阿弥光悦、尾形光琳、尾形乾山、酒井抱一、鈴木其一まで、一時的に途切れながらも継承され、現代では加山又造がその系譜に連なるということですが、宗達から鈴木其一までの作品が前期後期制で展示され、金箔の描画手法を道具を展示して説明してありました。


何年も前になりますが、藤原定家の書の展覧会が開催されていたのを知って、国宝級の作品があんなところに⁉︎とたまげたものです。


昨年はスタジオジブリの展覧会も開催されていました。
ジブリでも熊野筆が使われているのですね。


広島市中心部から車で1時間弱かかるのですが、次回はアンパンマンの展覧会なので、カープの松山ファンの方にはお子さんと一緒に是非、訪れて頂きたいものです。

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工房の前にはブルーグリーンの色をした大きな坂面大池(さかづらおおいけ)があり、お約束の鯉がエサ〜、エサ〜と口を開けて寄ってきます。
念のため申し添えますが、釣りは禁止されています。
この池は灌漑のため江戸初期に地元民によって造られ、一時は水泳場になっていたそうです。 

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なぜ水の色がブルーグリーンなのか不思議ですが、どうも前日に雨が降ったせいで水路から流れてくる水が少し濁り、光の反射が変化していたようです。

訪れた当日はよく晴れていて水面がキラキラ輝き、明るい色の池で鯉が泳いでいる景色は綺麗でした。

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この大池に沿って遊歩道があり、大家による書の石碑が並んでいます。

これからも、毎年9月23日の筆まつりの時に一つずつ石碑が増えていくのだそうです。


化粧筆などの筆のショップやティールームもあるので、ドライブがてら一度訪問されてみてはいかがでしょうか。

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