廣嶋雑記

広島のあれこれ

比治山散歩

広島市南区の比治山から、西区のJR、市電の西広島駅(地元では己斐と呼ばれている)まで東西に横切るのが平和大通りですが、地元では100m道路と呼んでいます。
道路沿いに平和公園があり、1月には全国男子駅伝のスタート、ゴール地点になります。
5月の連休にフラワーフェスティバルが、カープやサンフレッチェが優勝した時にはパレードが行われる両脇に並木のある広い道路です。
ほぼ直線なのですが橋が多いので、アップダウンも多いです。
駅伝の選手も口々にアップダウンが難敵と言っています。


その100m道路の東端にある比治山は標高71mながら、結構勾配の急な坂道が何本も通っていて、道を上がっていけば街を眺めることができるのですが、いかんせんビルが多く、戦後間もなく広島に副業で箒を卸しに来ていた松本清張が、時間調整で訪れた時に眺めた景色とは、すっかり様変わりしていると思います。
縄文時代は島だったのが太田川の土砂が海だった場所に堆積したため、今では山になっているのだそうです。

f:id:akakoif:20190629152702j:image

原爆の時、この比治山を境に西側は壊滅したものの東側の段原は被害を免れたため、密集する小さな家の間を狭い道路が縫うように走っていたのですが、数年前に再開発がようやく終わって最近は新築の住宅が多く建てられています。

マツダスタジアムへは徒歩圏内なのでカープファンには絶好の立地だと思われます。

段原という地名、地元では段腹にかけて、中高年の出っ腹自慢のタネにされます。
「段原まで行かんでも、わしの腹が段腹なんじゃけ、ここでえかろうが」とか。
広島市現代美術館の右手から東側へ下り、1.6kmほど歩けばマツダスタジアムに着きます。

 

分かりやすいルートは、広島電鉄宇品線の比治山下電停から坂を上がってすぐ、左手に頼山陽の墓のある多聞院があります。
その先は切り通しで、かなり勾配がきついです。
反対側の細かい段状になったコンクリートの法面は、他では見たことがない構造です。

f:id:akakoif:20190628192131j:image
さらに進むと左手に、広島市現代美術館と広島市立まんが図書館の入口があります。
ここの案内図をチェックすると展望台の場所が分かります。

f:id:akakoif:20190627000522j:image
そしてこの近くにも、尾道市立美術館のケンちゃんによく似た黒猫が‼︎
左耳の先に桜の花びら型の切れ込みがあるので、地域猫のようです。

f:id:akakoif:20190627000546j:image
道路が曲がりくねっているので迷ってしまいますが、とにかく坂道を下れば東側の広島大学病院付近か、段原ショッピングセンター付近か、西側の100m道路側か、どこかに出るので遭難の心配はありません。
しかし道路のすぐ下が切り立った崖になっているのにガードレールがない場所もあり、転落しないように注意が必要です。

f:id:akakoif:20190628193141j:image

東側の段原ショッピングセンターまで下る比治山スカイウォークという長いエスカレーターがありますが、これまた傾斜が急で高所恐怖症の方には覚悟が必要です。
勾配の急なエスカレーターの遥か下まで見通せるので、なんだか吸い込まれそうになるというか、背中がむず痒くなるというか。

重力がかかるせいか、下る時はつんのめりそうになり、上る時は後ろに仰け反りそうな錯覚に陥ります。

f:id:akakoif:20190628191205j:image
この比治山、山とはいえど実際は丘なのでしょうが勾配がきつすぎて、お散歩というよりもトレッキングか、はたまたトレーニングの一環か、アクティビティかというところで、ちょっとしたアドベンチャー気分を味わえると思います。


意外な冒険譚になるかもしれないので、興味のある方は是非一度、ご訪問ください。

プライバシーポリシー お問合せ