廣嶋雑記

広島のあれこれ

黄金山散歩

広島市南区にある黄金山もかつては比治山などと同じように海中に浮かぶ仁保島と呼ばれた島だったのが、江戸時代に干拓されて今では陸上の山になっています。

戦国時代まであった仁保城の跡が残り、頂上が高い方がかつての一の丸、低い方が二の丸で、頂上が二つあります。

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地元では桜の名所で知られていて、山を帯のように取り巻く道路沿いに咲く桜は、遠目にも分かります。
この黄金山では所々が垂直になっている斜面に桜が植えられているので、命綱を着けて手入をする必要があり、作業がとても大変なのだそうです。
そして見物人にとっては土日の休みで花見に行こうとしても、満開の時期が平日にズレたりするとタイミングを失い、満開ぴったりの時期には中々行けないのでありました。
が、ちょうど満開の時に行けると道路にかぶさるように伸びた枝に花が咲いていて、桜のトンネルをくぐりながら頂上まで行けるので、まさに眼福です。
頂上にももちろん、桜がたくさん咲いていて猫もいます。

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黄金山は比治山よりも大きく標高が221mと高いので、徒歩で登ると登り口から頂上まで50分ほどかかり難儀そうです。
道路は完全にアスファルト舗装なのですが、勾配が急で距離があるので休み休み登るしかなさそうです。
また車で登るにしても、北側の国道2号から邇保姫神社を経由するルートは住宅地の中の細い急坂を何度も右左折するややこしい道順なのでカーナビが必須です。
昔の記憶を頼りにしようものなら、当てどなくさまよう羽目になりますので、よくよくご注意を。
遠回りになったとしても南側の丹那から入るルートが無難です。


桜の他に秋の紅葉も見事ですし、季節を問わず頂上にある展望台からほぼ360度の景色を一望でき、特に瀬戸内海に点在する島の眺めは絶景です。

そこそこ標高があり、所々垂直な崖になっている場所もあるので高所恐怖症気味だったら、背筋がムズムズしそうです。

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この黄金山には伝説があるそうです。
白南天の根元を掘ると金の大判小判がザックザクだとか。
まさか個人宅の庭に植えた白南天の根元には無いでしょうが、黄金山のどこかに自生していたら、散策ついでにさりげなく確認してみたいものです。

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そしてこの場所ではかつて何度も戦があり、厳島の合戦で毛利元就と陶晴賢が戦った時は、それぞれの配下の武将がこの黄金山で激しく戦い、毛利方が勝ったそうです。
今でも残る仁保城跡が、その拠点となったのです。


この黄金山は登り口が23時から翌朝5時まで閉鎖され、その時間帯に流星群を見に行こうとしても頂上には登れませんのでご注意を。

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