廣嶋雑記

広島のあれこれ

折り鶴は広島の象徴

広島平和記念公園には毎年、千羽鶴がたくさん手向けられます。
原爆の子の像は折り鶴を両手で掲げています。
原爆ドームの隣には、おりづるタワーがあります。
広島駅のモチーフは折り鶴です。
広島市のマンホールのデザインには、カープ坊やや鯉に加えて折り鶴があります。
と、市内では最近よく折り鶴のモチーフを見かけるようになりました。 


おりづるタワーは2010年にマツダ車販売の会社である広島マツダが12階建てのビルを取得した後、2016年に改装が完了して9月に開業し、屋上展望台やカフェ、お土産のショップなどがあります。
珍しいのは、来館者が屋上で折り鶴を折ってビル北側壁面のガラスのスペースに投入し、どれだけ溜まっているか外部から見えるようになっている点でしょうか。

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これはビルから道路を挟んで北側にある旧広島市民球場側から撮った写真ですが、西側には原爆ドームが、東側の道路の斜め向かいに爆心地の碑(島内科医院入口)があります。
この爆心地の碑はよく、ガイドに案内された外国人観光客の方達が熱心に見入っています。
島内科医院は原爆投下当時、既にあり(島病院)、たまたま市外へ出張していて難を逃れた初代院長は翌日には戻ってきて被爆者の救護に奔走、全壊した医院の再建も果たされたそうです。
この医院の上空で原爆が炸裂したため、爆心地とされています。

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広島平和記念公園内にある、折り鶴を両手で掲げる原爆の子の像のモデルとなった佐々木禎子さんは2歳で被爆し12歳で白血病のため亡くなりましたが、亡くなる前に折り鶴を千羽以上折り、その一部が広島平和記念資料館で保管、展示され、2015年にはトルーマン元大統領の大統領図書館に、2016年にはアメリカの全米日系人博物館と寛容の博物館にそれぞれ1羽ずつ寄贈されました。
ごく小さな、扱い易い薬包セロファンや包装紙を再利用して折られたのだそうです。

ニュースで寄贈された折り鶴を見たのですが、黄色い透明なセロファンで折られていました。
また同年2016年5月にオバマ大統領が在職中に広島平和記念公園を来訪した際、自らが折った折り鶴4羽を手向けられました。

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2018年に広島駅新幹線口が改装された際、駅構内のセブンイレブンなどの店舗の外構デザインが折り鶴をモチーフにしたものに変わりました。

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市内のマンホールも、マツダスタジアム付近にはカープ坊や、広島城付近では鯉の他、あちこちに折り鶴をデザインしたものがあります。

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おそらく大多数の広島県民にとって折り鶴は、幼い頃から平和教育の象徴として触れてきた特別なものだと思います。

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