廣嶋雑記

広島のあれこれ

広島県民の毒舌

広島名物、元カープのピッチャー達川光男さんは、よそのチームのコーチ時代に「わりゃあなんしょんなら、しゃんと走れえや」などと選手にハッパをかけていたそうです。
標準語に訳すと「そこの君、そんな走り方をしてはいけないよ、もっとしっかり走りなさい」という意味だそうです。
しかし広島弁ですので他県民には理解できず、若い選手の中には「僕たちはゆとり世代なので、もっと丁寧に話してください」とお願いする人もいたそうです。
ただし同郷の柳田悠岐選手だけは「ハイ‼︎」と返事をしてくれたとか。
柳田選手は2018年の日本シリーズのカープ対ソフトバンク戦の時にマツダスタジアムに登場すると、敵チームなのに赤いユニホームを着た観客の一団から声援が上がっていました。


先日テレビで、達川さんがデッドボールの極意を披露していました。
ボールがかすったらas soon asで球審に「当たった‼︎」とアピールしなければならないそうです。
たとえかすめただけで直接体に当たっていなくとも、とにかくアピールするのだそうです。
しかし、そのうちインチキがばれて球審にまともに相手にされなくなり、実際にボールが当たって血が噴き出しても「いや達川さん、それは違うでしょう、練習の時の怪我ですよね」などと言われたそうです。
達川さんは「人生、うまく出来とるもんですよ」と、しみじみと語っていました。
そんなこんなで現役時代はグラウンドの詐欺師呼ばわりされていた達川さんですが、実はデッドボールアピールには已むに已まれぬ事情があったということです。
が、飄々としておられるので、部外者から面白がられたようです。
最近よくテレビで見かけますが、相変わらず飄々とした広島弁で毒を吐いておられるようです。


広島県民を代表する毒舌といえば有吉弘行さんですが、絶妙な言い方で反感を躱しているような気がします。
猿岩石で一世を風靡しながら一転して売れない時期が続いたため、その間に感覚が研ぎ澄まされたのか、発言にキレがありつつも絶妙なバランス感覚で嫌みがない、という特殊能力を会得されたように見えます。


実は自分自身も昔、話題の延長でふと発言した内容について「ヒドイ‼︎」としつこく非難されたことがあります。
感受性の強い思春期の中学生とかではなくて、いい歳のおじさんだったのですが、いたく傷ついておられました。
その節は大変、失礼しました。
口は災いの元、以後、充分に気をつけております。
というような失敗を重ねて、人間は成長していくのですね、きっと。
つくづく思うのですが人間、言っていいことなど一つもなく、言わなければならないことと、言ってはならないこと、の二者択一です。
達川さんや有吉さんが言いたい放題に見えても、言いたいことを一瞬のうちに緻密なフィルターを通した後で残った、言っていいことだけを話しているのだと思います。
素人にはその技術がないと思うので、うっかり真似はできません。


また自分は、真面目な顔をして冗談を言う、ともよく言われましたが、達川さんも有吉さんも、同じように真剣な表情でボケをカマしているように思います。
もしかして何事においても真剣に取り組むというのは、広島県民にありがちなのでしょうか。

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カープ電車を見るたび、広島県民ならマツスタへカープの応援に行きたいのはやまやまですが、何せ先立つチケットが取れない…。

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